【お金】「節分天井、彼岸底」のアノマリーを検証、21年2月末はどうなるか?

2021-05-28

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1月末に世界全面株安となりました。ついにバブル崩壊?という声も出ています。

現在、各金融商品でもボラティリティが大きくなってきており、来週や来月の相場がいったいどう動くのかの予測が非常にしづらい状況にあります。

困ったら歴史に学べということで、今回の投稿では株式市場で一般的に言われているアノマリーの一つ「節分天井、彼岸底」について検証し、今年の2月の投資スタンスについて考えてみました。

※ボラティリティ:株価の値動きの幅(大きさ)のこと
※アノマリー:マーケットにおいて具体的な根拠が無いものの、そうなりやすい経験則のこと

節分天井、彼岸底」とは

株価は節分(2月上旬)に高値をつけて、彼岸(3月中旬)に低値となるという相場の言い伝えです。

年初から新春相場が始まると節分の時期まで上昇を続け、その後は3月決算などのイベントを控え調整局面になり、次第に下落していくという相場の動きを言い表しているようです。

本当にアノマリー通りで、2月頭の節分(今年は2月2日)を天井とする傾向があるということであれば来週早々に資金をより安全な領域に移動させておかねばなりません!

検証①:過去12年間の1月末・2月末の株価を整理

データが直ぐに取れた2009年からの直近12年の株価の動きを整理しました。

今回の目的は2月末までをどう泳ぐかの示唆に繋げるということですので、簡易に「節分=1月末の終わり値、彼岸=2月末の終値(本来は3月中旬)」という見方で各年の日経平均株価の動きを検証してみました

検証結果①

過去12年で1月末に対して2月末の株価が下落した年は6回。確率でみると上昇と下落がそれぞれ50%です!「え、、、!?」、普通に2分の1の確率でした。。。直近12年では「アノマリー関係無し」というのが一つの結論です。

が、、、しかし、

元々の目的は今年の2月末の株価がどうなるかを見極めるためのアノマリー検証なので、「調べた結果、2月の株価が上がる確率と下がる確率は2分の1でした!五分五分ですね」では、今後の示唆に何の役にも立たない投稿になってしまうと、再度見方を変えて分析してみました

検証②:前年12月末の株価も追加し整理

表に前年12月末の株価を追加してみました

検証結果②

12月末の株価を追加し12月末→1月末→2月末の株価推移をみてみると、「おっ!?」少し傾向が見えそうです。

前年12月末と比較して1月末の株価が高ければその傾向が2月末まで継続、一方で、12月末から1月末にかけて株価が下落していれば2月末に向けてもその流れが継続し下落が続くという事実が見て取れます

但し、前年12月末から1月末にかけてほぼ横這いの年もあり(2011年/2015年/2017年/2018年の4間年)、その場合は、2月末の動きは、横這いもしくはプラスマイナス5%の小さい範囲で変動しています。

歴史からの学びを踏まえて21年2月末をどう見るか?

現在21年1月末の株価は、前年20年12月末としかくして微増の100.8%となっています。

明確に12月末から上昇もしくは下落という傾向があれば検証②の結果を踏まえて方向感を出せそうなのですが、前月比がほぼ横這いということなので判断が難しいですね。

現状の1月末の前月比が100.8%では、せっかく見つけた傾向を使うことができず明確な方向感が出しヅライのが現状です。

21年2月の投資スタンス

わたしの2月の投資スタンスですが、過去の傾向からの予測が立てヅライこと、更に、コロナ終息が見えない、ロビンフッダーなどの個人投資家の台頭、株価が実態経済と乖離して高騰中などの激しい変動要因を抱えている現状もあり、攻めには出ず一時的に守りとしてキャッシュポジションを増やしていきます。

暴落による投資元金現象リスクを減らし、そして方向感が出るまではじっと耐えるという手法を取っていこうと思います。今は元金を極力減らさないための戦略をとり今後市場の方向感が見えた時点で攻めにでる準備をする2月にしたいと思います。

まとめ

今回の投稿では「節分天井、彼岸底」のアノマリーを検証し、そこからの2月末の株価についての示唆を得ようとトライしました。

が、、過去12年を振り返っても今の状況はなかなか読みヅライということまでは分かりましたので(シャキっとしない結果でにスミマセン。)、わたしはリスク回避という手法で2月を乗り切ろうと思います。

みなさんはどうされますか?この投稿が作戦を立てる上での一つのヒントになれば良いなと思います!

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Posted by Nakkan