【英語】「~の時」を表す「as」「when」の使い分け
asとwhen
最近、仕事のメールで「As+SV」という文章をいくつか連続して見かけました。サッとメールを読み流す分には特に気になることはないのですが、一度立ち止まって、このasについて深掘りしていみたいと思います。
asには沢山の用法があります。「As+SV」の形を取る接続詞用法だけでも「①時(~の時)、②理由(~なので)、③譲歩(~だけれども)、④様態(~の様に)、⑤比例(~につれて)、⑥付言(~のような)」などの使い方があります、とにかく文章にasはよく出てきます
今回はその中でも、「①時(~の時)」のasについて投稿します。
中学校で「~の時」を表現するのは「when」を使いましょう!と習った記憶があるのですが、、、なぜ、「~の時」と表現する時に、whenではなく、わざわざasを使う必要があるのでしょうか?一緒に勉強していきましょう
asは「同時」、whenは「順序」でニュアンスが異なる
日本語訳では「~の時」と同じ意味のように見えますが、英語ではニュアンスが異なる場合があります
as :同時に起こる
when :順序を示す
の違いがあるとイメージしてください!
「~の時」のas
asのコアイメージは「=(イコール)」です。つまり接続詞Asで繋がれた前後の節が同時に起こるということになります
<例文>
As you cross the bridge, you will see the beautiful scenery.
(橋を渡る時、キレイな景色が見えます)
As I entered that building, I saw him.
(わたしがそのビルに入った時、彼を見ました)
これらの例文では、2つの事象が同時タイミングで起こっているというニュアンスになります。前後の文の重みづけも同じになります
「~の時」のwhen
Asとの使い分ける場面として、whenは「順序」を示すとイメージしてください(Whenも、他にいくつか用法はありますが今回は割愛します)
<例文>
When I finish my work,I go home.
(仕事が終わった時、わたしは家に帰ります)
When I left home ,It was raining.
(わたしが家を出た時、雨が降ってきた)
ニュアンスの違いを比較
以下の文はAsとWhenだけを入れ替えたものになりますが、伝えたいニュアンスが少し変わってきます
As I left my house, I realized I forgot my cell phone.
⇒家を出ようとしているタイミングのどこかで気づいたイメージ(同時に起こる)
When I left my house, I realized I forgot my cell phone.
⇒家を出てドアを閉めた後で気づいたイメージ(順序を示す)
まとめ
asは沢山の意味がありますが、まずはザックリと「as:同時の起こる(イコール)」を表すとイメージして頂くと良いと思います。asとwhenどちらを使っても問題ない場合などもありますが、今回は違いに着目して解説しました。
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